人材会社で「事業を続けることの難しさ」に悩んだ私が、顧客と社会に“永続的な価値”を届けるLITALICOのSaaSビジネスを選んだ理由
成人プラットフォーム事業 マネージャーインタビュー

「なぜ続かないんだろう」事業撤退と非営利活動で直面した“永続性”の壁
古川さん
大手人材会社に新卒入社し求人媒体の法人営業を担当、関西拠点の立ち上げ実施。社内の教育財団設立にも携わり、ミャンマーにて教育支援を行う。2019年12月にLITALICO入社。メディア系、業務支援系SaaSなどの営業を経験。複数サービスのインサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセス、コールセンターなどのマネジメントを歴任。現在はLITALICO仕事ナビの施設向け営業系複数部門でマネージャーに従事。
ー LITALICOに入社される前は、どのようなお仕事でやりがいを感じていましたか?
前職は人材系の会社で、求人媒体の営業とマネジメントを6年ほど経験しました。特に印象に残っているのは、一度撤退した大阪拠点を再立ち上げするプロジェクトです。自分の責任と裁量の範囲が広く、過去の失敗に再チャレンジできる環境に、大きなやりがいと楽しさを感じていました。 その後、社内に非営利団体を立ち上げ、東南アジアでの教育支援にも携わりました。限られた予算の中で、「どこで、どんな価値を、誰に届けるか」をゼロから考え、実行まで任せてもらえる環境に身を置けたのは貴重な経験です。0から1を生み出す過程に携われたことや、構想していた教育支援の一部を形にできた瞬間の感動は、今でも忘れられません。
順風満帆に見えるキャリア。しかし、その裏側で古川さんは、事業を「続ける」ことの難しさという大きな壁に直面していました。
ー順調なキャリアの中で、どのような課題を感じていたのでしょうか?
はい、双方の仕事で課題を感じていました。心血を注いだ求人媒体は、残念ながら最終的にサービスが撤退することになりました。自分の担当エリアで成果を出しても、サービス全体の成長が続かなければ市場で淘汰されてしまう。その現実を痛感しました。 非営利活動においても、課題は深刻でした。私は法人内の組織だったので予算がありましたが、現地のパートナーであるNGOやNPOの方々は、財源確保に苦労されている団体もいらっしゃいました。社会的に良いことを永続させるための仕組みがいかに難しいか。事業の「永続性」というテーマが、私の中に重くのしかかっていました。
「やりきるまで、待ちますよ」その一言に感じた、義理と人情の“懐の広さ”
「良いことを、どうすれば永続させられるのか」。この問いを抱える古川さんの元に、一つの情報が舞い込みます。それは、友人からの「LITALICO」という、当時全く知らなかった会社名でした。
ーLITALICOに興味を持ったきっかけを教えてください。
もともとEdtech業界に興味があり情報収集をしていたところ、友人が「福祉という難しい領域で、株式会社としてきちんと上場し、事業を展開しているLITALICOという会社があるよ」と教えてくれたんです。「古川さんが抱えている課題感と、LITALICOが向き合っていること、その手法がマッチするんじゃないか」と。その言葉で初めてLITALICOを認識し、強く興味を持ちました。面接で会う社員たちは、誰もが「心の強さと柔らかさ」を併せ持ち、福祉という領域に驚くほどまっすぐに向き合っていた、と古川さんは振り返ります。そして、彼女の心を動かした決定的な出来事が、最終面接で起こりました。
ー LITALICOへの入社を決めた、最後の決め手は何でしたか?
二つあります。一つは、「義理と人情」を感じたこと。当時、私は前職の非営利団体を2名体制で運営していたため、すぐに退職することができず、選考通過から入社までの期間が空いてしまう状況でした。そのことを最終面接で正直にお伝えしたところ、「今の仕事でやりきるところまでやり切った上で来ていいよ」と言っていただけたんです。こちらの事情と気持ち汲んで受け止めてくださる懐の広さに、心を打たれました。
もう一つは、組織が非常に「カオスそう」だったこと。当時、事業はまだまだ発展途上。「これから3〜4年は絶対にカオスで、正解がない中を走り続けることになる」という話を聞いて、ワクワクしたんです。正解のない状況で猪突猛進に動ける環境に、大きな魅力を感じました。
苦手だった定量定性の両立への挑戦。カオスの中で見つけた「不断の自己変革」の価値
「やりきってから来ていい」。その言葉に背中を押され、LITALICOの一員となった古川さん。宣言通り、そこは刺激的な“カオス”に満ちた場所でした。彼女はLITALICOの行動指針の一つを胸に、自らの変革に挑みます。
ー LITALICOの行動指針で、特に意識していることはありますか?
「不断の自己変革」です。利他的であること、社会に良いサービスを届け続けるためには、まず組織も自分自身も強くあり、成長し続けなければならない。そう信じています。 実は私、この会社に入ってから、今まで苦手だったことにたくさんチャレンジさせてもらっています。例えば実務的な業務のところでいうと、Excelの関数を組んで省庁の出しているマーケットデータや自社保有のデータを分析したり、マーケット全体を見立てて戦略を考えたり…。前職ではほとんど経験がありませんでした。入社後は、周りのメンバーが組んだ数式を必死に勉強して、今では自分の感覚とファクトを基に、自力でアウトプットを出せるようになりました。これは、過去の自分からすると本当に大きな成長だと感じています。
過去の課題感と向き合い、自らを変革させながら走る日々。その中で、古川さんは仕事のやりがいを再発見していきます。それは、かつて悩み続けた「事業の永続性」という問いに対する、一つの光のようでした。
ー現在の仕事で、やりがいを感じるのはどんな瞬間ですか?
お客様へのご提案が実を結び、数字として良い結果に繋がりそうだと感じた時に、純粋な楽しさを感じます。特にこのサービスの強さを実感したのが、あるお客様からいただいた「LITALICO仕事ナビは、当たり前に使うものだと思っています」という言葉です。 当時、私たちのサービスのシェアはまだ数%でした。利用料を支払って自分たちの施設情報をインターネットに載せることがまだまだ当たり前ではなかった時期でもあります。それでも、お客様と真摯に向き合う中で、サービスの価値をそこまで感じていただけた。この言葉は、私にとって大きなやりがいになると同時に、「こういうお客様をもっと増やすにはどうすればいいだろう」と思いを馳せるきっかけになった、非常に大切な経験です。
ビジョンは揺るがない。だから、この“カオス”は心地良い
入社から5年。組織は大きくなり、人の入れ替わりもありました。それでも、古川さんがLITALICOに感じた本質的な魅力は、少しも色褪せていないと言います。
ー 入社して5年が経ちますが、LITALICOの変わらない魅力とは何でしょうか?
「障害のない社会をつくる」というビジョンに対する、まっすぐな姿勢です。この5年間で多くの人が入社し、卒業もしていきました。役職者が変わることもありました。でも、会社が目指す北極星は全く揺るがない。これは本当にすごいことだと思います。そして、新しく入ってくる人も含め、社内には驚くほどピュアで素直な人が多い。これも、変わらないLITALICOの魅力ですね。LITALICOという土壌で、古川さん自身も次の未来を描いています。それは、個人の成長と組織の成長が、固く結びついたものでした。
ーそのような環境で、会社全体としてはどのような未来を目指したいですか?
まずは私たちが向き合う障害福祉領域の認知度をもっと高めて、業界全体の注目度を上げていきたいです。そして将来的には、「福祉といえばLITALICO」と誰もが想起するような、代名詞的な存在になれたら最高ですね。必ず、そうなれると信じています。
ー その壮大な未来に向けて、ご自身はどのように貢献していきたいですか?
会社にいる一人ひとりが、この業界に真剣に向き合える状態をつくることが不可欠だと考えています。福祉は難しい領域ですが、だからこそ、ここで得られるスキルは他の業界でも通用するものになるはずです。その成長過程を誰もが楽しめるように、私自身がハブとなって、メンバーが常に最新の知見を得られる状態を作っていきたいです。 そして、具体的な目標として、今関わっているLITALICO仕事ナビのシェア率を40%まで引き上げたい。これは、サービスが業界の「当たり前」になる一つの指標です。その実現に、全力で貢献したいと思っています。
ー 最後に、この記事を読んでいる未来の仲間にメッセージをお願いします。
LITALICOは、福祉という分野で、自社で施設を運営しながら、業界全体を良くするために本当に必要なサービスを考え、届けられる会社です。だからこそ、素直で、インプットとアウトプットが好きで、この“カオス”な環境を楽しめる人に来てほしい。自分自身の成長のために、あえてこういう環境に身を置きたい、という方にとって、LITALICOは最高の場所だと思います。「良いことを、永続させるために」。古川さんの挑戦は、LITALICOの挑戦そのものです。彼女が語る「カオス」とは、ビジョンに向かって誰もが真剣だからこそ生まれるのかもしれません。LITALICOは今日も、そんな誠実なカオスの中から、社会を変える価値を生み出し続けています。
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