2025.09.01

自分の手で、社会を変える“うねり”を創る。事業の成長が、人の成長に直結するLITALICOのSaaSビジネスとは

成人プラットフォーム事業部 マネージャーインタビュー

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LITALICOが展開するプラットフォーム事業。その中でも、障害福祉や介護の領域でSaaSビジネスを牽引するマネージャー、昆野 祐太(こんの ゆうた)さん。 大学時代にインターンとしてLITALICOの門を叩き、新卒で入社。店舗での直接支援から、プラットフォーム事業の立ち上げ、そして現在は営業組織を率いるマネージャーへ。昆野さんのキャリアは、LITALICOの事業の進化と、まさに軌を一にしています。 「正解がないからこそ、面白い」。そう語る彼の言葉の裏には、どんな挑戦と成長の物語があったのでしょうか。事業を創り、人を育て、社会に新しい価値を届ける仕事の醍醐味に迫ります。

「尊敬できる人」に惹かれ、選んだ道

昆野さん
成人プラットフォーム事業部 マネージャー 精神保健福祉士 
学生時代のインターンを経て、2012年新卒入社。自らも日本に数人しかいない遺伝子性の上肢障害がある。障害のある方の就労支援業務、スタッフのマネジメント業務を担当したのち、新規事業「LITALICO仕事ナビ」の立ち上げメンバーとしてセールスを担当。現在は、複数のプロダクトの営業マネジメントを担当。


大学2年生の頃からLITALICOでインターンをしていた昆野さん。当時はまだベンチャー色が強かった組織の熱量に惹かれ、本格的な就職活動はせずに、そのまま入社を決めたと振り返ります。

ー入社の決め手は何だったのでしょうか? 特定の事業へのこだわりよりも、「人」や「成長」が大きかったのですか?

当時は漠然と「成長したい」という思いが強かったんです。働く中で、周りに尊敬できる方々が多いこと、そして自分自身の成長によって世界観が広がっていく感覚を強く感じました。学生と社会人では見える景色が全く違い、全ての経験が新鮮で、成長に繋がっている実感がありました。
周りのほぼ全ての人が、ビジョンの実現や事業の進化にすごくのめり込んでいて。ビジネス的な思考をしっかりと持ちながら、関わるお客様も、心から会社のことを応援してくださる。そういう人たちが自然と集まっている環境に、強く惹きつけられました。

キャリアの転機。オーナーシップが芽生えた新規事業の立ち上げ

新卒で配属されたのは、働くことに障害のある方の就労を支援する「LITALICOワークス」。そこで直接支援の経験を積んだ後、昆野さんに大きな転機が訪れます。社内異動制度を利用し、SaaSプロダクト「仕事ナビ」を主軸とするプラットフォーム事業部へ。しかも、それは事業の黎明期、まさにゼロからイチを生み出すフェーズでした。

ー店舗での直接支援から、プラットフォーム事業へ。環境の変化は大きかったと思いますが、特にどんな違いを感じましたか?

事業フェーズの違いは大きかったですね。異動直前の店舗事業は規模化が進むフェーズで、一方、プラットフォーム事業は立ち上げ期。まず自分たちのサービスはどういうビジョンで、どういうコンセプトなのか、初期顧客は誰なのかを考えながら、同時にテレアポリストや営業資料も作る。本当に何でもやりました。
また、支援の形も大きく異なります。店舗では目の前にいる利用者さんの顔が見えますが、プラットフォームは、その先にいる利用者さんのことを「想像しながら」働く必要があります。BtoBでありながら、その先にいる「C(カスタマー)」を常に意識する。その難しさとやりがいを感じました。

ーその新規事業の立ち上げ経験が、ご自身にとって最も成長した瞬間だったのですね。

はい。一番、自分の視座や世界観が変わった経験です。営業も開発もマーケティングも、それぞれ1〜2人という小さなチームで、まさに自分たちで事業を創り上げていく。その経験を通して、会社や社会、事業に対する「オーナーシップ」のようなものが、はっきりと芽生えました。「誰かに言われたからやる」のではなく、「この事業を絶対に良くしたい」「会社はこうあるべきだ」という、本当の意味での主体性が生まれた瞬間だったと思います。

なぜ変革し続けるのか。社会課題の“ど真ん中”に立つ覚悟

新規事業の立ち上げという大きな挑戦を経て、昆野さんの視線は、目の前の事業だけでなく、LITALICOが挑む社会課題そのものへと向かっていきます。その挑戦の根底には、LITALICOが掲げるある行動指針がありました。

ー LITALICOには5つの行動指針がありますが、昆野さんが特に大切にしているものは何ですか?



「不断の自己変革」です。私たちが挑戦している障害福祉や介護といった事業領域は、今なお社会課題として残っている要素が非常に強い。21世紀も中盤に差しかかろうというのに、まだ課題として存在するということは、これまでのビジネスの手法では簡単には解決できなかった、ということだと考えています。
だからこそ、通り一遍の努力では、この現状を変えることはできません。私自身を含め、社員一人ひとりが常に自分自身を変革させていくことが不可欠なんです。周りのメンバーや事業リーダーたちを見ていても、視座が非常に高く、本気でこの課題を解決しようとしている。その熱量が、私にとっては強力なフィードバックとなり、刺激になっています。

「社会が変わる実感」と「人間性の探求」。マネージャーとして見る景色

「仕事ナビ」の立ち上げを経て、昆野さんは現在、営業組織を率いるマネージャーとして、チームを牽引しています。彼が語る仕事のやりがいには、ミクロとマクロ、二つの視点が存在していました。

ー プラットフォーム事業ならではの、やりがいや面白さを感じるのはどんな時ですか?

「仕事ナビ」を立ち上げた当初、福祉施設がインターネットで情報を公開すること自体に、強い抵抗感がありました。しかし事業開始から7年ほど経ち、今では情報公開が当たり前になっています。事業を通して、社会の当たり前を変えられている。そんな「ソーシャルパワー」を実感できた時、この仕事の面白さを感じます。
もちろん、お客様から直接いただく声もやりがいです。福祉施設の方々から「事業所の魅力を伝えたいが、ノウハウがない」という声を聞き、私たちが店舗で培ったナレッジをラーニングサービスとして提供したことがありました。それがお客様に評価され、施設の支援の質向上に繋がり、さらに事業の成長にも繋がった。お客様の課題を起点にサービスを進化させ、社会にとってもプラスになる。このサイクルを創れた時に、大きなやりがいを感じます。

ーマネージャーという立場になり、ご自身の成長に変化はありましたか?

「人間性」への意識が身についた、と思っています。マネージャーになりたての頃は失敗も多く、メンバーとうまく関われないこともありました。でも年数を重ねる中で、マネジメントは小手先の技術ではない、と気づいたんです。最終的に大切なのは、自分の人間性を高めていくこと。良い人間であろうとすること。
例えば、チームの予算達成が厳しい場面で、自分がどんな一言をかけるか、どういう立ち居振る舞いをするか。どんなに優れた戦略や企画があっても、それだけでは何も変わらない。それらを実現するのは「人」の力です。まだまだ道半ばですが、良い人格、良い人間であれるように、と考えるようになったことが、一番の成長かもしれません。

「群れで社会を変える」。LITALICOならではのカルチャー

昆野さんの話からは、LITALICOに根付く独特のカルチャーが垣間見えます。それは、事業部という垣根を越え、会社全体で社会課題に立ち向かう姿勢です。

ー チームや組織の文化について、LITALICOらしさを感じるエピソードがあれば教えてください。

新規事業を立ち上げる際、既存の事業部が自然に応援してくれる文化は、本当に素晴らしいと感じます。先ほどお話しした、店舗のナレッジをサービス化した時もそうでした。普通なら、自分たちのノウハウは「門外不出」にしたいと考える会社も多いはずです。
でもLITALICOには、「群れで社会を変えていく」という考え方が根付いている。自分たちだけで抱え込むより、良いものは共有し、業界全体のスタンダードを引き上げた方が、結果的に社会が早く変わる。そのために協力し合えるカルチャーは、LITALICOのユニークさだと思います。困っている人がいたら、放っておけない。みんなが主体的だからこそ、自然と助け合えるんです。

変化を楽しめる人、事業を「自分ごと」にできる人へ

最後に、これからLITALICOのプラットフォーム事業で働くことを考える仲間へ、昆野さんからのメッセージを届けます。

ーどんな人と一緒に働きたいですか?未来の仲間にメッセージをお願いします。

本当に多様なバックグラウンドを持つ方に仲間になってほしいと思っています。その上で、あえて言うなら「変化や困難さを楽しめる人」でしょうか。
私たちが挑む社会課題には、決まった正解がありません。ビジネスとしてのお作法が通用しないことも多い。だからこそ、考え抜き、挑戦し続ける必要があります。ようやく一つできるようになったと思ったら、すぐに次の高いミッションが待っている。その環境を「面白い」と感じ、自分の実力を高めていきたい人には、最高の場所だと思います。
「勝ち馬に乗る」のではなく、自分の頑張りが血となり肉となり、事業という骨格を創っていく。そんなスリリングな事業作りを、「自分ごと」として楽しみたい人に、ぜひ来ていただけると嬉しいです。成長の機会は、会社の至るところにあります。未来を創る挑戦を、一緒に楽しんでいきましょう。

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