児童発達支援管理責任者として働く私たち。LITALICOジュニアに関わる人にとっての「居場所」をつくりたい。
スタンダードコース児童発達支援管理責任者へインタビュー
対人支援職
中途
ご利用者さまは8,000名以上、働くスタッフは1,300名以上在籍している、児童発達支援・放課後等デイサービスです。小学校、保育所(保育園)、幼稚園など、お子さまが普段通う施設に支援員が訪問する保育所等訪問支援事業も行っています。
今回は、LITALICOジュニアで児童発達支援管理責任者(以下、「児発管」)として働く3人のスタッフを紹介します。
児発管としてどのような思いをもって働いているのか、LITALICOジュニアならではの特徴や強みは何かをインタビューしました。
児発管社員3名のプロフィール
左:中村(なかむら)
LITALICOジュニア 児童発達支援管理責任者
保育園にて保育士として10年間勤務した後、2017年にLITALICOへ転職。現在は、大阪・京都・兵庫にてサポート児発管※として勤務。(※複数の事業所にサポートに入ったり、新任児発管の育成やフォローアップ、研修を行う役割)社内の児発管同士のコミュニティ形成や、新任児発管の育成にも携わる。
中央:泉(いずみ)
LITALICOジュニア 児童発達支援管理責任者
保育士・介護福祉士の資格を取得した後、ガイドヘルパー、居宅介護ヘルパー、相談支援専門員として16年間勤務。2018年にLITALICOジュニアへ転職。児童指導員として勤務した後、2019年から現在まで大阪府の児童発達支援管理責任者として勤務。
右:吉岡(よしおか)
LITALICOジュニア 児童発達支援管理責任者
大学院を卒業後、臨床心理士・公認心理師の資格を取得。心理職として、病院や行政、小・中学校などに12年間勤務。
2016年にLITALLICOジュニアへ転職し児童指導員として勤務したのち、2017年7月から現在まで、大阪府の児童発達支援管理責任者として従事。
「お子さまや保護者さま、スタッフにとって、安心できる居場所をつくりたい」
ー183名の児発管が在籍しているLITALICOジュニア。(2023年12月現在)
障害は個人ではなく社会の側にあるという考えのもと「障害のない社会をつくる」をビジョンに掲げているLITALICOですが、3人はそれぞれ、どんな思いを持って働いているのでしょうか。
吉岡:前職でスクールカウンセラーをしていた時も、LITALICOジュニアにおいても、お子さまたちの多くが「学校にも、家にも居場所がなくてつらい」と悩みを抱えている状態でした。
そのため、LITALICOジュニアがお子さまたちにとっても、そして保護者さまにとっても、安心できる「居場所」であることを特に大切にしたいと考えています。
中村:私自身はもともと保育園で保育士として働いていたのですが、発達が気になるお子さまに対してのかかわり方や声かけの仕方について、当時はまったく知識や経験がなかったので、自分のレパートリーの少なさに課題があると感じていました。
そのため「一人ひとりに合った支援を自分自身で考え、届けられるスキルを身につけたい」と考えていた私にとって、個別最適な支援を大切にするLITALICOジュニアは、自分のやりたい支援とマッチしているなと感じました。
現在は、現場での直接支援からは離れ、社員の働く環境が「一人ひとりに合っている」状態をつくるために、新任児発管のサポートを主務として担っています。
LITALICOジュニアで働く児発管は全国に183名もいますが、利用者さまと同じように、社員も一人ひとり得意なことや苦手なことが異なるため、その社員に合った声かけや指示出しを工夫しておこなっています。また、一人では分からないこと、不安なことでも、LITALICOジュニアの他教室の児発管と連携したり情報交換をする動きを活発化するようにしています。こういった施策によって、児発管にとって職場が安心安全な環境である状態を目指しています。
社員それぞれの強みをいかして、「チームで勝つ」事業所運営とは?
ー応用行動分析を活用した、個別最適なオーダーメイドの支援を届けるLITALICOジュニア。
他事業所とは異なる、LITALICOジュニアならではの特徴や強みがあれば教えてください。
中村:まず挙げられるのは、「役割分担をしていること」ではないでしょうか。おそらく他事業所で働く児発管の中には、主務である支援計画の提示面談以外にも、送迎業務やマネジメント業務、管理業務、請求業務、お子さまの支援、スタッフの育成など、様々な業務をこなしている方も多いと思います。
一方、LITALICOジュニアでは、マネジメントや売上管理を行う「教室長」のほか、スタッフの育成を行う「チューター」、困難ケースに介入する「スーパーバイザー」などが在籍しており、役割を明確に分けているんですね。そのおかげで、児発管は自分の業務に集中できるんです。
また、他の事業所では、児発管が会社に一人しかおらず孤独感を感じるケースもあると聞きます。私たちは、同じ地域で出店している他教室との連携も多々あるため、何か困ったときは互いに助け合えるという環境も、弊社ならではなのではないでしょうか。
泉:私は、個別支援計画の作成方法に強みがあると感じています。
弊社では、お子さまの行動観察や保護者さまへのヒアリング、心理検査、成果物などを使ってお子さまをアセスメントします。また、独自で開発したアセスメントツールを使ってお子さまの感覚特性や運動面もしっかりとチェックすることで、一人ひとりに合った個別支援計画を作成することができているのではないかと思います。
吉岡:私は、法律や安全の基準をしっかりと遵守したうえで教室運営する文化が根強いことが強みだと考えています。
例えば、児童福祉法に基づく事業所の運営を行う以上、個人情報の管理、書類や記録の管理などで厳しい基準が求められますよね。その点においてLITALICOジュニアでは、不定期に実施される自治体からの実地指導のほかに、LITALICO独自の内部監査の仕組みがあります。
内部監査では、保護者さまのサイン漏れや記入日のずれがないか、個人情報は適切に保管されているか、著作権を侵害するような支援を行っていないか、適切な人員配置のもと支援が行われているか…など、法で定められた基準をクリアできているかチェックしていきます。さらに、LITALICOジュニア独自で定めたQC(クオリティコントロール)やコンプライアンス基準などを用いながら、ご利用者さまが安心してお過ごしいただけるような教室づくりを行っています。
LITALICOジュニアが地域に根づく事業所になることを目指して
ー最後に、皆さんが児発管という仕事を通じてどんなことを実現したいかについて聞いてみました。
泉:一人でも多くのお子さま、保護者さまが「生きやすい」と思える環境をつくっていきたいですね。保護者さまや園・学校の先生といった周囲を取り囲む大人たちが連携し合うことで、お子さま本人の生きやすさ、過ごしやすさにつながっていくことを目の当たりにしてきたので。
吉岡:「私たちの支援がなくなっても、みんなが過ごしやすい社会」をつくることが最終的なゴールだと、私は考えています。弊社以外の他の支援は不要、という意味ではなく、LITALICOジュニアでの支援を通じて一人ひとりが自分らしく生きる力を自分自身で身につけてほしい、と考えているためです。そのためにも、LITALICOジュニアが地域に根づく事業所になることを目指して、精進していきたいです。
中村:私は、児童福祉の業界で働く人たちが「わくわく、いきいきと働ける」ようになれたらいいなと考えています。なぜなら、LITALICOジュニアには新しいことに挑戦したいと思ったときに背中を押してくれたり、どうしたら実現できるのかを一緒に考えたりと、互いに応援しあえる文化があって、そんな文化に私自身がたくさん救われたからです。弊社のような文化・社風が児童福祉業界のスタンダードになれたなら…きっと多くの支援者が仕事に対してわくわくし、いきいきと働けるようになるのではないかなと思うんです。
そんなビジョンを目指して、これからも児発管としてがんばれたらと考えています。
LITALICOジュニアでは、ともに働く児発管を全国各地の事業所で募集しています。
少しでも関心をお持ちいただけましたら、まずはカジュアルな面談からご案内可能でございます。
ぜひ、お気軽にお問い合わせくださいませ。