社員インタビュー

代表取締役社長

長谷川 敦弥

2008年入社

名古屋大学理学部数理学科

_Question なぜ働くの?
_Answer

人生を何に使うか考えた

世界を変え、社員を幸せに

自分の命をかけられる仕事は
なにか

大学時代から僕の目標は「日本を変える、世界を変える」ということでした。その為の能力を身に着けるため、ITベンチャーで3年間インターンとして働きました。営業として成果を出していきながら、役員に提案をもってぶつかっていき、貪欲に学びました。

そんな中、富裕層のプラットフォームをつくるという構想があがり、このプランを軌道に乗せるには5年はかかるというのがその当時の僕の読みでした。この仕事が自分の命をかけるに値するか、自分の20代を「富裕層のために使うかどうか」と考えたときに、答えは「ノー」でした。

世界を変える、そして自分の命をかけられる仕事はなにか?と会社を探すようになったころ、LITALICOで働いていている友人から声をかけられて、初めて重度障害者施設に見学に行きました。そこで出会った脳性麻痺の女性、当時は20歳くらいだったと思いますが、施設の中でデータ入力の仕事をしていたのですが、毎月の収入は2,000円ほど。お金を貯めている聞いたので「なにを買いたいの?」と聞くと「両親が会いに来たときに親孝行したい」というのです。施設の方に聞くとご両親はもう何年も来ていないんですよ、と。彼女は詩を書くのが好きで「お母さん」という自分を生んでくれたことに感謝する詩を書いていました。

僕はこういうすてきな人たちが幸せな社会じゃないといやだと強く思ったんです。IT分野は僕がいなくてもイノベーションは進んでいくけど、この業界のイノベーションは僕でなければ起こせないかもしれない、と決心しLITALICOに入社しました。

障害は人ではなく、
社会の側にある

入社して思ったのはこの会社の社員は人がいいってことですね。目の前の人の成長や就職することを自分ごとのように喜べる。これは本当に素敵な感性だなと思いました。2009年に代表を引き継ぐことになりましたが「この業界の中でどういう世界観をつくりたいのか」という大切なことは、社員みんなで決めたいと思い、話し合いながらつくったのが「障害のない社会をつくる」というビジョンです。

障害者という言葉はない方が良いと思っています。人は一人ひとり違っているのがあたり前で、自分にあったプロダクトやサービスを誇りを持って選べる社会にしていきたい。
障害者だから悲しい気持ちで車いすを選択したり、自分を責めながら福祉サービスを受けるというのではなく。このサービスが自分に合うから進んで選ぶという世界観にしたいのです。

どうしたら「障害」をなくせるのかと真剣に考えたとき、僕は「障害は人ではなくて社会の側にある」と思ったんです。例えば、精神障害の人は働きづらいと言われていますが、精神疾患があっても安心して働ける職場が地域にあふれていれば、働くことへの障害はなくせると考えています。
同じように社会の側にある困難をひとつずつ取り除いていけば、障害のない社会をつくることができる。そしてそれは誰にとっても生きやすい社会になると確信しています。

人はちがう。それでいい。
そこからはじまる。

僕は小さいときからまわりと変わっていて、ルールを守ることや真面目にコツコツやることも苦手でした。学校でも先生に「授業はもっとこうした方がいい」と提案したり、テレビやまわりの友達が話していることにも関心が持てなかった。人と違うことでネガティブな評価をされ、人と同じになれない自分は感性がおかしいんだと真剣に悩んでいました。
転機は大学に入った時に始めた焼き肉屋のアルバイト。働いていると「あつみ君はすごい、アイデアがあるし、気配りできる。人に好かれるね」とオーナーがやたらと褒めてくれたんです。アルバイト募集のチラシを作って電車の中で配ったり、オフィスビルに「焼肉屋です!」と営業に回ったり、自分アイデアで行動していたらある時、オーナーはこう言ってくれました「今まで何人もアルバイトを見てきているけど、あつみ君は明らかにみんなと違っている。だからもしかしたら君には世界を良くしていく才能があるかもしれない」と。これは本当に衝撃的でした僕にとっては「人とちがう」ことはずっとネガティブなことだったのです。

障害や人とはちがう個性に苦しんでいる人はたくさんいると思います。ちがうことが素晴らしいとすぐに思うことは難しいかもしれません。でも人とちがっていて、それでいい。とみんなが思える社会をつくっていきたい。そしてそれぞれ個性を持った人が中心となれる社会の仕組みをつくる。「人とのちがいが力になる」そんな経験が当たり前にできるようになれば、みんなが自分の個性に誇りを持ち、自分らしい道を歩んでいける。そんな社会をつくることが僕たちLITALICOの目標です。