LITALICO、訪問看護の株式会社VISITをグループ会社化

2023.10.01
プレスリリース

株式会社LITALICO(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:山口文洋、証券コード:7366)は、東京都内で訪問看護ステーションを運営する株式会社VISITを2023年10月2日付で100%グループ化いたしました。

株式会社VISIT(以下「VISIT」)は、訪問看護ステーション「ぱれっと訪問看護リハビリステーション」を東京都内で6拠点運営し、小児から高齢者まで、さまざまな困難を抱えた方々に訪問看護のサービスを提供しています。特に、小児領域におけるサービス提供に先駆的に取り組み、医療・看護ニーズを有する子どもと家族の地域生活をサポートしています。

LITALICOグループでは、「障害のない社会をつくる」というビジョンのもと、これまで障害のある方の就労や、障害児の学びを支援するサービスを全国350拠点以上で提供するとともに、障害のある方の一生をサポートする事業展開を目指し、更なる事業領域の拡大に取り組んでいます。

今回、VISITが当社グループに加わることで、在宅生活を支える医療・看護サービスを、年齢や疾患を問わず提供することが可能になります。小児領域においては、これまで障害のある子ども向けのサービスを展開してきたLITALICOグループのノウハウとVISITにおける小児向け訪問看護サービスのノウハウを掛け合わせることで、生活や学びに困難を抱える子どもとその家族への支援を一層強化することが可能となります。介護領域においては、人生の最期まで住み慣れた地域で自分らしく生活できるよう、高齢者向けサービスの充実につなげていきます。

今後、両社がこれまでに培ってきた知見・ノウハウを結集してより高品質なサービスを提供していくとともに、LITALICOグループとしてライフステージに沿ったワンストップサービスの更なる充実を目指していきます。

【小児医療の現状】
医療技術の進歩に伴い、医療的ケア児(※)は増加傾向にあります。2021年には、「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」が施行され、医療的ケア児とその家族が個々の状況に応じて適切な支援を受けられるよう、保育・教育領域をはじめ社会全体で支援に取り組むこととされています。
(※)人工呼吸器による呼吸管理、喀痰吸引などの医療的ケアを日常的に必要とする児童のことで、厚生労働省は在宅で生活する医療的ケア児を約2万人と推計しています。(2021年時点)
(参考)厚生労働省HP 「医療的ケア児等とその家族に対する支援施策」

【株式会社VISIT 代表取締役 保坂 広 コメント】
ぱれっと訪問看護リハビリステーションでは、「いくつになっても人生を彩る色に溢れた生き方であってほしい」との想いのもと、ご利用者さまの一生涯に寄り添うサービスを提供してきました。現場支援においては、訪問看護だからこそできる支援と、既存の訪問看護サービスだけでは十分な支援が難しいことがあると感じています。今後、LITALICOグループのサポートや知見を活かしながら、介護領域だけでなく、近年ニーズの高まる小児領域のサービスを一層強化し、ぱれっと訪問看護リハビリステーションならではのサービス提供に取り組んでまいります。

【株式会社VISITの概要】
設立 2020年3月
所在地 東京都江戸川区船堀2-21-8 2F
代表取締役 保坂 広
事業内容 訪問看護事業
URL https://www.palette-hokan.com/

【株式会社LITALICOについて】
LITALICOは、「障害のない社会をつくる」をビジョンに掲げ、発達障害ポータルサイト「LITALICO発達ナビ」、障害のある方の就職情報サイト「LITALICO仕事ナビ」のインターネットプラットフォームを軸に、障害分野で様々なサービスを提供しています。障害のある当事者向けサービスである、就労支援サービス「LITALICOワークス」及び、ソーシャルスキル&学習教室「LITALICOジュニア」に加え、障害のある子どもの家族向けライフプランニングサービス「LITALICOライフ」や業界全体の質向上に寄与する福祉施設向け業務支援サービスを展開しています。一般教育領域でもIT×ものづくり教室「LITALICOワンダー」を展開している他、学校現場の特別支援教育を支えるICTサービス「LITALICO教育ソフト」を提供しています。2016年3月に東証マザーズに上場、2017年3月に東証一部に市場変更、2022年4月にプライム市場に移行しました。詳細は http://litalico.co.jp/ をご覧ください。