LITALICO研究所

障害のない社会をつくる

News -新着情報-

About -LITALICO研究所とは-

ビジョン「障害のない社会をつくる」の実現に向け、
株式会社LITALICOは2015年9月、LITALICO研究所を開設します。
障害は人ではなく、社会の側にある。
社会の側にある障害、中でもエデュケーション(教育)とキャリア(仕事)に関する障害について、
よりクリアにしていく調査研究。
また、障害を取り除くための手段「学び方、働き方」についての実証研究。
それらを保障・推進するための法制度のあり方の提言を柱として活動します。
また、LITALICO研究所が行うすべての研究はオープンにすることを基本原則とし、
研究成果を社会の実践現場に絶えず還元し続け、
「障害のない社会をつくる」を社会全体のビジョンとすることを目標としていきます。

Concept -研究所の機能-

LITALICO研究所 図説

社会課題に関する「知」のプラットフォームとして、以下の機能を提供していきます。

  1. 01 調査研究
    社会課題、特にエデュケーションとキャリアに関する課題の構造を明らかにするため、最新の理論や事例のレビュー、国際比較調査などを行います。困難を抱える人々を取り巻く環境を分析し、課題解決の手がかりをつかみます。
  2. 02 実証研究
    最新テクノロジーの活用、地域社会の環境づくりなど社会課題を解決するさまざまな手段を考察、開発していきます。また、これらの効果を学術的に実証し、現場での実践に活用することで、新しい社会のあり方を提案していきます。
  3. 03 アドボカシー活動
    政策や法制度の策定及び改定は、社会全体の構造的課題を解決する重要な手段の一つです。LITALICO研究所では、「障害のない社会」を実現するための制度や仕組みを研究し、未来に向けた政策提言や啓発活動を行っていきます。
  4. 04 上記に関する論文発表、
    セミナーの運営、
    研究者の募集・育成

Research Domain 研究領域

Domain 01

Child Development
発達支援

自閉スペクトラム症、ADHD、学習障害など発達障害の傾向がある子どもを対象として、学習やソーシャルスキル、生活スキル獲得のためのプログラムを開発、実証していきます。

Domain 02

Special Needs Education
特別支援教育

一人ひとりの特性や教育的ニーズを把握し、本人やその環境に働きかけることで学びや生活上の困難を軽減する仕組みや具体的な教育方法、またその特性を活かすためのキャリア教育についての研究をします。

Domain 03

Employment Support
就労支援

障害や本人の特性、環境など多岐にわたる事例研究から、そのひとりにあわせた就労支援プログラムの開発、就職環境とのマッチング、就職後の定着支援について有効な手法の開発と実証を行います。

Domain 04

Family Empowerment
家族支援

障害のある子どもの発達やスキル獲得において、両親など家族の影響について明らかにします。また、家族自体を支援するアプローチとその効果について実証していきます。

Domain 05

Collaboration
関係機関連携

学ぶことや働くことの支援において、医療・福祉・教育機関など社会資源の連携事例研究。本人のニーズを中心とした支援体制を確立するプロセスとその効果について実証研究を行います。

サポート研究員募集

LITALICO研究所の研究プロジェクトにご興味がある方は、下記フォームにて「サポート研究員」にご登録ください。
今後、研究レポートや成果発表会のご案内、ゼミ形式での勉強会の開催、
新しい研究テーマの告知や研究員の募集などのご案内をさせていただきます。

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Research Members -研究所メンバー-

スペシャルアドバイザー

井上 雅彦 INOUE Masahiko

鳥取大学大学院 医学系研究科
臨床心理学講座 教授

応用行動分析学を理論的基盤として「環境」と「個人」の相互作用から「行動」を捉え、さまざまなレベルでの「障害」や「不適応状態」について、「環境」と「個人」の両方向からの心理的支援や教育を研究。
ペアレント・トレーニングシステム、強度行動障害研修プログラム、不登校支援プログラムなどの支援プログラムを開発し、株式会社LITALICOの教育事業LITALICOジュニアのプログラム監修も務める。
臨床心理士、専門行動療法士、自閉症スペクトラム支援士(エキスパート)。
『家庭で無理なく楽しくできる生活・学習課題46―自閉症の子どものためのABA基本プログラム (2008年,学研)』、『8つの視点でうまくいく!発達障害のある子のABAケーススタディ―アセスメントからアプローチへつなぐコツ(平澤紀子・小笠原恵共著,2013年,中央法規出版)』など著書多数。

主席研究員

亀田 徹 KAMEDA Toru

東京大学 
教育学部教育学科 
学士

子どもや保護者にとって満足度の高い支援の仕組みづくりが主な活動のテーマ。文科省において、不登校支援、大学改革、教職員定数改善などを担当。その後、PHP総研、再度の文科省勤務を経て、2017年から現職。研究業績として「学校経営へのTQMの導入による教師間の同僚性の向上に関する実証的研究」(科研費基盤C)等。

所長

榎本 大貴 ENOMOTO Daiki

北海道大学 
農学部応用生命科学科 
学士
東京大学大学院 
情報学環・学際情報学府 
修士(学際情報学)

多様な分野の専門家が、社会的な課題に対して研究と実装をしていくチームづくりを目指す。LITALICOジュニアで支援員、スーパーバイザー、教材・サービス開発のディレクターを経て、LITALICO研究所を設立。サービスの質の保証や事業化のための研究開発、政策提言に繋がる研究、サービスの質の担保・向上のための取り組みに従事。

研究員

陶 貴行 SUE Takayuki

兵庫教育大学大学院 
学校教育研究科
人間発達教育専攻 
修士(学校教育学)

就労支援の調査研究、介入効果研究に取り組む。独立行政法人で職業リハビリテーション業務に従事した後、LITALICOワークスでサービス管理責任者、事業部でのスーパーバイザーを経験。現在は、就労支援サービスの品質の保証や研究開発、サービスの質向上の取組に従事。元・障害者職業カウンセラー、公認心理師、臨床心理士。

研究員

吉田 有里 YOSHIDA Yuri

東京学芸大学大学院 
連合学校教育学研究科 
博士(教育学)

すべての子どもが学びたいときにわくわく学べる社会づくりを目指す。LITALICOジュニアの指導員を経て、指導員の育成・研修実施等に従事。2017年からおよそ1年間の産休育休を取得し、復職。現在は、教材開発・監修や支援品質の保証の仕組みづくりや指導員の育成研修の企画・実施、人事制度の設計・運用等を担当。臨床発達心理士。

研究員

井田 美沙子 IDA Misako

鳥取大学大学院 
医学系研究科
臨床心理学専攻 
修士(臨床心理学)

2014年新卒入社。LITALICOジュニアの指導員を経て、社内でのペアレント・トレーニングプログラムの開発・研修を担当。個人のビジョンである「子どもを支える人を支えるシステムをつくる」ことを目指して現在は、ハイリスクケースを検知し対応する仕組みの開発・運用、データ分析を通した改善、ケース対応等に従事。公認心理師、臨床心理士。

研究員

野田 遥 NODA Haruka

長崎大学大学院 
医歯薬学総合研究科 
修士(作業療法学)
同大学院 
医療科学専攻 
博士課程在学中

「多様性に対する社会の強度を高める」が個人のビジョン。障害児入所施設や教育センターでの作業療法士、日本学術振興会特別研究員DC2としての経験を経て、利用者へのアセスメントに用いる尺度開発研究に従事。現在は、発達障害に関連したプロダクトの研究・開発を担当。作業療法士。

研究員

横山 賢吾 YOKOYAMA Kengo

筑波大学大学院 
システム情報工学研究科
コンピュータサイエンス専攻 
修士(工学)

技術の力による教育・福祉業界の変化を目指し、エンジニアとして子ども向けのアプリ開発に従事。代表作は、「ねずみタイマー」「はみがき勇者」「ポケモンスマイル」など。現在は、発達障害に関連したプロダクトの研究開発・機械学習モデル開発を担当。専門は、機械学習、画像認識、音声認識。

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