VOL.1
最新のテクノロジーで
子どもの興味関心を
最大限に伸ばす場所をつくる

  • 最新ITを使ったものづくりで子どものこころに火をつける
  • 新卒中心のチームで新規事業を一から立ち上げる
  • スタート1年で生徒600名、黒字事業に

毛利優介(13新卒)、増田悠(13新卒)、島田悠司(13新卒)

STORY

新卒チームで事業を一から立ち上げる

理系出身や、新しいもの好き、新規事業を立ち上げられそうなパワーがある人材など、IT教育の関心度は問わず多彩な新卒中心のメンバーでプロジェクトを結成。決まっていたことは、子どもたちが使ってみたい!と思うような最新のテクノロジーを使うこと、半年後には1店舗目をスタートさせること。海外のサイトで最新のITやデジファブ情報を集め、3Dプリンターやレーザーカッターを輸入。届いたは良いが、誰も使い方が分からない。説明書はまったく詳しく書いておらず、海外サイトの掲示板を調べていた。

「最初にレーザーカッターが動いた時はやった!というよりも何だこの臭いは!?というのが感想です。
オフィス中にプラスチックが溶ける異臭が蔓延。あ、なるほど排煙が必要なんだと…」(毛利)

一番苦労したのはコンセプトとサービス名称

最初からチームの共通の思いとして、塾の延長線でプログラミングやロボット制作を学ぶというのは嫌だなという考えがあった。英語や数学と同じ並びにプログラミングという新しい科目があるようにはしたくない。そのため、子どもが「好き」と思うことを最大限に伸ばすこと、授業という形ではなくて、子どもがつくりたいものを自分たちがサポートして実現するといったスタイル、ものづくりという正解のない学びを、という部分はLITALICOワンダーのコンセプトの中心になっている。

「あと一番苦労したのがサービス名ですね。これはもう本当にギリギリまで決まらず、年末年始の休み中も議論が続きました。テクラボとかTeQmoとかなんかしっくりこないねと…
最後の方はSurpriz!!、Amazing!!とか出し尽くして、よく分からない感じに(笑)」(島田)

いよいよLITALICOワンダー渋谷校がOPEN!

1号店の物件は渋谷の一等地に決定、内装もチームラボに依頼して子どもたちが創造的になれる空間づくりが進む。
備品を購入して、授業の内容までを自分たちで設計していく。
スタートから約10カ月の2014年4月1日、IT×ものづくり教室LITALICOワンダーがオープンした。

「一番覚えてるのが、テーブルを自分たちで塗ったことですね。子どもたちのためにロボットやPCはいいものを購入したい、じゃあどこで予算を削減するか…テーブル自分たちで塗ろうかって、あれ誰のアイデアだっけ」(増田)

「多分、島田(笑)」(毛利)

スーツケースにMacBookを20台

1年間、LITALICOワンダーでさまざまな企画をしたが、注力したのは企業とのコラボレーション。
子どもたちの可能性を拡げるためにゲーム会社やメーカー、公立の学校などと積極的に合同イベントを実施。
スーツケースにMacBook Proを詰め込んで、ワークショップ会場まで移動していた。

「世界一、扱いが雑なMacBook Proと言われてました」(増田)

「僕は、やっぱりXYZプリンティングさんが3Dプリンターを提供してくれたことかな。1台しかなくて困ってたところ、LITALICOワンダーのコンセプトに共感くださり、いきなり6台提供いただけるなんて、本当にテンション上がりました」(毛利)

開始1年で黒字化、事業として成長期に

2014年4月1日にOPENしたIT×ものづくり教室「LITALICOワンダー」渋谷校。1年たった今では生徒数600名、メディアにも取り上げられ、問い合わせも絶えない。自分のお年玉を使って通う、週4回通いたいと親に土下座して頼むなど、子どもたち自身に選ばれているというのが、他の習いごと教室にはない特徴だ。ロボットプログラミングに取り組む中で、自然と小数点や複雑な計算を学んでいく、新しい情報を集めるために英語の辞書を引くなど、自分のやりたいことが最初にあって、そのために勉強する。これが本来の学びの形なのではないだろうか?2号店の川崎校はLITALICO初のショッピングモールでの出店を実現し、12月には3号店の池袋校も開設することが決定している。

「1年やってきて思うのが、やってきた方向は間違いなかったなという自信と、事業拡大に向け、まだまだやることがたくさんあるという実感です」(島田)