LITALICO研究所事務局長
兼 人材開発部
鈴木 悠平 コロンビア大学大学院
公衆衛生学修士(2014年新卒)

問われているのは
自分自身のあり方
「あたりまえ」を疑い、
自身の器を広げていく

入社のきっかけ

LITALICOと出会ったのは、会社がまだ100人規模だった2010年のこと。大学院進学を目指す学部4年生の時、就労支援事業LITALICOワークスのインターンを経験。社会の中で働きたいと思う方々に対し、「障害者だから」ではなく、一人ひとりの思いや力を引き出しながら就職への支援を行うことは、「障害」に対する社会の偏見や諦めを超えて、多様な人々が居場所を持てる社会づくりにつながると感じました。
その後、東日本大震災後の石巻市で、地元の方々と一緒に新しい地域のなりわいをつくる事業の運営や、海外大学院留学を経験した後、2014年に新卒社員として入社。教育事業やネット事業へとスケールを広げながらも、人が中心の社会づくりに向けてまっすぐに挑戦を続けるLITALICOの社員と話し、改めて「この人たちと一緒に働きたい」と強く思うことができたのが入社の決め手です。

今の仕事について

現在の私の仕事は、「障害のない社会」というビジョンを具現化するための研究を進めるLITALICO研究所の事務局長と、仲間を集めるための人材採用活動です。延べ100箇所以上の拠点でさまざまな困難を抱える方々を支援してきたLITALICOですが、研究所ができたことで、既存のサービスの効果検証、新たな支援方法やテクノロジーの開発、社会全体の制度や環境を変えるための提言活動なども行っていけるようになりました。研究によって得られた知見を実践現場へと還元し、一人でも多くの方の困難を解消していくための手段や道筋を示していきたいと思います。

今後やりたいこと

「障害者」、「被災者」、「難民」、「外国人」…さまざまなラベルにつきまとう先入観や諦め、それだけに留まらない個々人の多様性とのギャップに対する違和感が、私の出発点でした。
ラベルに押しつぶされず、個人が個人として尊重される社会はいかにして実現可能かというのが、今後も変わらない探求テーマです。特に力を入れて取り組みたいのは、心身機能の違いに応じたコミュニケーションの手段・技術の研究です。例えば、難病によって眼球しか動かせない方が会話するための、文字盤や視線認識コンピュータなどがあります。「障害者」だからコミュニケーションができない、ではなく、誰もが自分の意思で、自分に合った方法で自己表現ができるようにする。これは、さまざまな障害のある方の表現可能性をどこまで拡張できるのかという挑戦と言えますが、同時に、発せられたメッセージを、私自身がどこまで認知・受容・翻訳・編集できるのかという挑戦でもあります。思考停止せず、「あたりまえ」をどこまで疑い、器を広げていけるか。問われているのは自分自身のあり方なのだと思います。