障害のある方を対象とする就労支援センター、子ども一人ひとりの課題に合わせたオーダーメイドの幼児教室・学習塾を全国展開する株式会社LITALICO(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:長谷川敦弥、旧社名:株式会社ウイングル)は、7月1日(火)、東京都八王子市東町に、新たな総合幼児教室「Leafジュニア八王子教室」を開校いたします。障害の有無に関わらず、発達の遅れが気になる0~6歳までの未就学児を対象に、子どもの発達段階に応じた集団生活スキルを指導し、就園・就学時に必要となる社会性の向上を図ります。「Leafジュニア八王子教室」は、児童福祉法の福祉サービス「児童発達支援事業」に基づく総合発達コース専門の教室です。

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Leafジュニアは、発達が気になるお子さまの教育からはじまった幼児教室です。子ども一人ひとりの違いを理解し、すべての子どもたちが、より楽しく学べるように、達成感を得られるように、個々の特徴や成長に合わせて、教え方や環境を工夫しています。
Leafジュニアでは、まず子どもの発達の課題に対して、行動観察や保護者への聞き取りを通し、得意・不得意、好き・嫌い、過ごしづらさなどの背景要因から明らかにし、その結果をもとに、子ども一人ひとり個別の指導計画を作成。子どもが主体的に楽しく学べるよう開発された独自の教材などを用い、個別と集団を組み合わせた指導を実施し、生活スキルやコミュニケーションスキルをトレーニングします。子どもの成長や環境の変化に合わせて、指導内容や方法を適時更新していきます。自治体やさまざまな地域機関と連携し、包括的な支援体制を構築するほか、支援技術の情報交換を行い、より良質なサービス提供に注力しています。

新たに開校する「Leafジュニア八王子教室」で提供する「総合発達コース」は、経験豊富な保育士や臨床心理士などのスタッフが、応用行動分析(ABA)をベースに指導を行います。利用者は国と自治体からの給付により1割の負担額での利用が可能です*。このコースでは、1日に利用できる人数が限定されるため、Leafジュニア各拠点につき15~20名、全拠点ではおよそ350名の待機者を抱えているのが現状です。当社では今後も、Leafジュニアの教室を積極的に展開していく予定で、一人でも多くの子どもたちの成長に寄与し、発達面の課題を抱える子どもが本来持つ多様な可能性を広げていきたいと考えています。

Leafジュニアは2014年6月現在で、首都圏28教室、約2,200名のご利用をいただいています。東京都内では同日にオープンする門前仲町教室と合わせ、今回の八王子教室が14教室目のオープンとなります。
*利用にはお住まいの市区町村での通所受給者証の申請手続きが必要です。

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「Leafジュニア 八王子教室」概要

■ 住所 : 八王子市東町3-11 プレイム八王子ビル6F
■ 電話番号 : 042-631-9923 (9:00~18:00)
■ 交通案内 : 京王線「京王八王子駅」より徒歩3分、JR「八王子駅」より徒歩7分
■ WEB : http://leaf-school.jp/junior/school/hachiooji/

■ サービス利用の手続きについて
サービスの利用には、お住まいの市区町村(または保健所等)で通所受給者証の申請手続きを行い、通所受給者証を取得する必要があります。
※ 申請には数週間かかることがあります。
※ 受給者証の発行の決定権は自治体にあります。また、発行に際しては医師の診断書または相応の相談機関等の意見書が必要となる場合があります。

<Leafジュニアの指導方針>
Leafジュニアでは子ども一人ひとりの目標に対して効果的に楽しく学べるよう指導を行っています。

1.お子さまの主体性を養う指導
Leafジュニアでは子どもが主体的に学ぶ環境を作り、成功体験を積ませることによって次の学びにつなげていくことを重視した指導を行っています。子ども自身が自発的に学習をしたり、適切な行動を取ったりしやすいような指導環境を作ります。

2.一人ひとりに合った学び方を提供
子どもは一人ひとり異なる学び方をします。Leafジュニアでは一人ひとりにとって、どのような学び方が一番適しているのかを分析し(アセスメント)、学び方の選択肢を提供することによって、効果的にかつ楽しく学べるような仕掛けを作っています。

3.Leafジュニアの外でも学んだ知識やスキルを発揮できるように
Leafジュニア以外の環境でも学んだ知識やスキルが活かせるようにしています。そのために行政・医療機関など外部機関と連携し、子どもを取り巻くチームとして、学ぶ環境を整えていきます.

<Leafの指導の流れ(具体的な指導例)>
例)自分の気持ちを上手く伝えられずに泣いてしまい、癇癪を起こすA君

1.目標設定
まず一人ひとりに合った指導計画を策定します。A君の場合は、「様々な状況における自分の気持ち、他者の気持ちを理解し、適切な行動を習得すること」「泣かずに言葉で伝えることができること」を目標にしました。

2.目標に対する手立て
日常生活にある行動と様々な感情を勉強していきます。プリントや場面カードを使用し、その状況や場面によっての感情をA君と一緒に考えていきます。トレーニングをしていきながら、生活の中での般化へとつなげます。

3.指導の実施
「楽しい・嬉しい・悲しい・悔しい」など多くの感情があることを表情カードや、感情カードを用いて気持ちの理解を行います。また、問題を出題しA君自身が理解できているかを確認していきます。さらに、 A君の好きなゲームや遊び、または苦手なことを指導員と行い、その時の感情をA君に確認していきます。 癇癪が起きた際は、あらかじめ決めておいた落ち着く方法(深呼吸や手をグーパーする)を取り入れ、自分一人でも行えるように練習していきます。

4.指導の結果
A君は、自分の気持ちを言葉で伝える練習をすることで、泣く前に気持ちを伝えられるようになりました。