ビジョン

代表メッセージ

LITALICOはおかげさまで2016年に第12期目を迎えました。
これまでたくさんの方々にご協力いただき、社会課題に挑戦する機会をいただけたことに感謝しております。

私たちは「障害のない社会をつくる」というビジョンを掲げ、社会の課題と向き合ってきました。

「障害」とはなにか。

社会生活に大きな困難があるために「障害者」と括られている人がいますが、もし、肢体不自由の方が軽快に移動できるカッコイイ車イスがあったら、「移動する困難」はなくせるのではないか。もし、精神的に不安の強い方でも安心して働ける職場があたりまえにあったら、「働く困難」はなくせるのではないか。社会には多様な人がいます。社会の側に人々の多様な生き方を実現するサービスや技術があれば、障害はなくしていける。

障害は人ではなく、社会の側にある。

そのように考え、働くことに困難のある方向けの就労支援サービス「LITALICOワークス」、学ぶことに困難がある子ども向けのオーダーメイド学習教室「LITALICOジュニア」、IT×ものづくり教室「LITALICOワンダー」を展開してまいりました。
グローバリゼーションが進む中で、世界の多様な人々と私たちはどう向き合うのか。とても大きなテーマだと思います。
社会や経済のための人ではなく、人のための社会づくりがしたい。多様な人が幸せになれる「人」を中心とした新しい社会をデザインしたい。そして、人々の持つ多様性を世界の力に変えていける大きな社会を築きたい。私たちLITALICOはそう考えています。

教育の観点でいえば、一人ひとりの多様な個性を伸ばす教育を推進していく必要があります。
人々が本来持つ多様な個性と世の中の多様なニーズがつながることで、お互いの多様なライフスタイルの実現が促進され、多様性を本当の意味で認め合う世界になると考えています。
また、経済的な視点でいえば、人口減少が進む日本で豊かさ(GDP=人口×生産性)を維持するためには生産性を上げていくしかない。石油などの資源は日本にはありませんから、いかにして付加価値を創造できる人材を育成するかが重要になります。
異なる能力を持つ人を歓迎し、強みを伸ばす教育が「ここだけは負けないという突出した人材」「一つの圧倒的な強みを持つ人材」を生み出し、経済的にも大きな力にすることができるでしょう。

2014年6月より社名を「ウイングル」から「LITALICO」に変更しました。由来は日本語の"利他"と"利己"を組み合わせた造語です。関わる人を幸せにすることが自分たちの幸せにつながる。私たちの理念や価値観を表現したフィロソフィーブランドです。日本人の良さの一つは「他者を思いやる心」だと私は思います。東日本大震災が起こりましたが、その時に発揮された日本人の「利他の心」は被災地だけでなく日本中、世界中の人々に勇気と希望を与えてくれました。

先人たちの努力のおかげで日本には現在も世界からの信頼があります。
課題先進国である日本だからこそ描ける世界のビジョンを持ち国際社会の中で勇気あるリーダーシップを発揮していく、そんな存在にまずは私たち自身がなっていけたらと思います。

これからもご指導よろしくお願いします。

株式会社LITALICO
代表取締役社長

長谷川 敦弥