社員インタビュー

執行役員 LITALICOジュニア 副事業部長

野口 晃菜

在籍中

筑波大学大学院人間総合科学研究科博士後期課程障害科学専攻

_Question なぜ働くの?
_Answer

研究と技術を実践につなげる

多様性に耐えうる教育システムを構築していく

教育に興味を持ったきっかけ

小学6年生の時、父の転勤でアメリカに行き、そこで通った学級で脳性麻痺の友だちに出会いました。その時に、日本ではなぜそういった子どもに会ったことがなかったのかと疑問に感じたんです。そこからインクルーシブ教育に興味が湧きました。インクルーシブ教育とは、多様なニーズのある子どもすべてに対応できる教育システムのこと。現在は大学院の博士課程に在学し、インクルーシブ教育について研究を続けています。

「自分らしく」生きられる
社会とは

「この子がちゃんと45分間座れなかったら、困るのはこの子でしょ?」そんな相談をよく受けます。
早期療育の現場では、「学校で適応」するために、「45分座って課題をする」「指示に従う」「集団に合わせて行動する」「我慢する」ことを目的としているところは少なくない。とにかく指示を聞くことができれば良い。我慢ができれば良い。・・・それは、本当に、そうなのでしょうか?自分がやりたいことよりも「適応すること」を選択することがあたりまえになったら、「他者の価値観に合わせる」ことがあたりまえになってしまったら、その子は自分の意思を持ち、やりたいことを追求するようになるのでしょうか。困った時に「困った、助けて」と言える。指示が分からない時に「分からない、教えて」と言える。自分で決める力。自発的に意思を伝える力。その力を学んでこそ、人は自分らしくあれると思います。「適応」「我慢」を選択する時は、それが自分にとって“得”と分かっている時だけでいい。それ以外の選択肢がない社会は、つらすぎる、そう私は思っています。

本当の意味での
「障害のない社会」をつくる

さまざまな教育現場での現状を見てきた中で、自分にできることは何だろうか、と常に考え続けてきました。そこから見えてきたのは「多様性に耐えられる教育」を実現すること。誰もが多様な存在であることを前提とした上で、それぞれの個のあり方を大切にし、社会全体の生態系として、多様性に耐えうる教育システムを構築していくこと。それが、LITALICOが目指す、多様性が大切にされる社会。
そんな社会を実現するために、今はLITALICOの中で、質の高い教育実践を持続可能にするためのサービス開発・人材育成の仕組みづくりを主に担当しています。また、実践-研究-政策のつながりを強めることがビジョンの実現につながるため、LITALICO研究所において自分たちが実践しているサービスの効果実証や、たくさんの方々のニーズを明らかにする調査研究をし、厚労省や文科省に政策提言をしています。
その中で気付いたことは、私たちは理想を掲げるのみでなく、それを実行しきることが可能なチームであるということです。自分一人では不可能。今後も多様な仲間と共に既成事実をつくっていきたいです。

野口さんのキャリアパス

野口 晃菜
執行役員 LITALICOジュニア 副事業部長
筑波大学大学院人間総合科学研究科博士後期課程障害科学専攻(在籍中)

2011年12月入社。LITALICOジュニア中目黒教室の指導員を行う。入社当初から教材開発や研修センター、研究所などの設置を提案。その後、サービス開発や研修センター、研究所の立ち上げに携わり、現在は執行役員、LITALICOジュニア及びLITALICOワークスの副事業部長を兼任しながら、幅広い分野での責任を担う。

2011年12月
入社。LITALICOジュニア中目黒の指導員を行う
2012年7月
講演・研修などの学校訪問を開始
2012年9月
教材開発の立ち上げに従事し、現在は教材の監修を担う
2013年7月
LITALICOジュニア研修センターの立ち上げから、スーパーバイザーを従事
2013年10月
LITALICOジュニア研修センターのシニアスーパーバイザーに就任
2014年4月〜現在
執行役員、兼LITALICOジュニアの副事業部長に就任
2015年9月〜現在
LITALICO研究所の立ち上げから、研究員を経て副所長に就任
2015年12月〜現在
政策提言を開始
2016年6月〜現在
LITALICOワークスのサービス開発や研修に従事