半数以上が1日3時間以上プレイ、「9時間以上」の回答も1割弱

「障害のない社会をつくる」というビジョンの下、障害者向け就労支援事業や子どもの可能性を拡げる教育事業を全国展開する株式会社LITALICO(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:長谷川敦弥、証券コード:6187)が運営する、発達が気になる子どもの子育てのための情報を提供するポータルサイト「LITALICO発達ナビ」では、定期的に発達障害のある子どもがいる保護者へのアンケートを実施し、情報発信しています。
今回は、2018年6月にWHO(世界保健機関)がオンラインゲーム等への過度の没頭により、日常生活に支障をきたしてしまう症状を「ゲーム障害」として新たに疾病認定したことを受け、「子どもとゲームの付き合い方」に関する調査を実施。ゲームとの関わりに困りごとや悩みがある子どもがいる方を対象に、調査結果をまとめました。

調査結果の詳細はLITALICO発達ナビの記事(https://h-navi.jp/column/article/35027024にて掲載しています。

[調査結果サマリー] 
■ 子どものゲームとの付き合い方
・ 8割以上が「ほぼ毎日」ゲームを使用。半数以上が1日「3時間以上」、1割近くは「9時間以上」ゲームで遊んでいる
・ ゲームへの没頭によって「日常生活に支障が出る」と感じている保護者が3割超
・ ゲームをすることによって生じる問題として「勉強が手につかない」「朝起きられない」「ものに当たる、壊す」が上位に

■ 保護者による子どものゲームとの付き合いへの対策
・ 7割以上の保護者がゲームの使用に関して何らかの対策や工夫を行っている
・ 実施している対策としては「ゲームをする時間を決める」「宿題などを終えてからゲームをする」「ゲーム以外の趣味を増やす工夫」が上位に

※集計対象者:LITALICO発達ナビ会員へのメールから、アンケートフォームにて回答いただいた、発達障害の特性があり、「ゲームとの関わりに困りごとや悩みがある」子どもがいると回答した保護者618名(調査期間:2018年6月27日~7月16日)。
※調査結果の構成割合は小数点以下第一位を四捨五入しているため、合計が100にならない場合があります。

[調査結果詳細]
<子どものゲームとの付き合い方>

発達ナビゲーム調査1
発達ナビゲーム調査2

8割を超える子どもがほぼ毎日ゲームを使用しており、利用時間で見ると半数以上の53%が、1日3時間以上ゲームを使用していることがわかりました。1日「9時間以上」ゲームをしている、という回答も1割近くが挙げていました。

発達ナビゲーム調査3
ゲームへの没頭の度合いに関して「コントロールできている」の回答は1割に満たず、3分の1以上の36%の保護者が「日常生活に支障が出る」ほどの状況にあると考えていることが分かりました。過剰に使用するようになったきっかけ・心当たりについて自由回答形式で尋ねたところ、「学校でのストレスや不登校」、「友人関係がうまくいかない」ことや「オンラインでの交流の方を好む傾向があるため」、という回答が多くみられました。また、「過集中」など発達障害の特性が影響していると考える保護者もいました。

発達ナビゲーム調査4
ゲームに時間を割くことで起きている問題として、回答者全体の6割以上に上る383人が「勉強が手につかない」と回答していました。このほか、「朝起きられない」、「お風呂に入らない」、「食事をとらない」、「昼夜逆転」といった、基本的な生活習慣ができなくなっている問題も多く挙げられました。

<保護者による子どものゲームとの付き合いへの対策>
発達ナビゲーム調査5
181005_game_23

子どもとゲームの付き合い方に対して何らかの対策や工夫をしていると回答した保護者は76%に上りました。具体的な対策や工夫としては「ゲームをする時間を決めている」と時間管理を行っている方が310名と回答者全体の6割以上(66%)に上ったほか、「宿題など勉強を終えてから」「家族と一緒に」「場所を決める」といった、ゲームをするタイミングやシチュエーションに関するルールを設けているという回答も多く挙がりました。多くの保護者が何らかの対策や工夫を行ってはいるものの、なかなかゲームとの付き合い方の悩み解消には至っていないことがうかがえます。

<LITALICO発達ナビでは専門家による具体的対策も掲載>
LITALICO発達ナビの記事(https://h-navi.jp/column/article/35027024)では、このほかにも子どものゲームとの関わり方に関する周囲への相談経験の有無や相談先に関する調査結果を紹介しています。また、アンケートで寄せられた「どうやったらゲームの優先順位を下げられるのか」「ゲーム好きな夫にも納得してもらえる説明の仕方」といった、ゲームにまつわる具体的な困りごとに対して、鳥取大学大学院の井上雅彦教授によるアドバイスも掲載しています。

今回のアンケートでは、ゲームが身の回りにあるのが当たり前な環境にいる子どもに対して、ゲームとの適切な関わりの示し方に悩まれている保護者の姿が見えてきました。今後も、LITALICO発達ナビでは子どもとゲームの関わりに関する記事を掲載していきます。専門家の視点や具体的な取り組みの声も取り入れながら、子ども一人ひとりに合ったゲームとの関わりに繋がる情報発信を行ってまいります。

【参考:集計対象者の内訳】
<子どもの年代>未就学児:17名、小学1~3年:130名、小学4~6年:208名、中学生:179名、高校生:66名、大学生以上:18名
<子どもの性別>男性:563名、女性:53名、その他:2名
<子どもがゲームを始めた時期>就学前:254名、小学校低学年:254名、小学校高学年:89名、中学生:20名、高校生:1名
<子どもとゲームの関わりに困っている期間>半年未満:68名、半年~1年未満:101名、1年~3年未満:238名、
3年~5年未満:127名、5年以上:83名、無回答:1名

■ 「LITALICO発達ナビ」(https://h-navi.jp/ )について
「LITALICO発達ナビ」は、子どもの発達が気になる保護者が、十分な子育ての情報や選択肢を得られるようになることを目的に2016年1月にオープン。子育て体験談やアドバイス、発達障害の基礎知識に関する情報を発信する「コラム」や、子育てに関する疑問や困っていることを質問し、全国の先輩ママ・パパから回答を得ることができる「Q&A」、発達が気になる子ども向け通所施設の検索・問い合わせができる「施設情報」などのコンテンツを提供しています。また、福祉施設向けに求人情報を掲載でき、求職者はページ上から事業所に直接、問い合わせや応募が可能な「採用支援サービス」など、業務支援サービスも提供しています。2018年3月時点で月間PVは1,100万、月間アクティブユーザー数は328万人に達しており、多くの子どもの発達が気になる保護者の方々に支持されるウェブサービスに成長しています。

【LITALICOについて】
LITALICOは、「障害のない社会をつくる」をビジョンに掲げ、発達障害ポータルサイト「LITALICO発達ナビ」、障害のある方の就職情報サイト「LITALICO仕事ナビ」のインターネットプラットフォームを軸に、障害分野で様々なサービスを提供しています。当事者向けサービス(就労支援サービス「LITALICOワークス」、ソーシャルスキル&学習教室「LITALICOジュニア」)に加え、障害のある子どもの家族向けライフプランニングサービスや業界全体の質向上に寄与する福祉施設向け業務支援サービスも開始しました。また障害分野で培った知見を活かし、一般教育領域でもIT×ものづくり教室「LITALICOワンダー」や子育てメディア「Conobie」を展開しています。2016年3月に東証マザーズに上場、2017年3月に東証一部に市場変更しました。詳細はhttp://litalico.co.jp/ をご覧ください。