・補聴器のIoT化により安価で高品質なプロダクトを実現し、米・韓で今秋販売開始
・当社は今後も国を問わず、社会課題解決と事業性を両立する企業へ積極投資を予定

「障害のない社会をつくる」というビジョンの下、障害者向け就労支援事業や子どもの可能性を拡げる教育事業を全国展開する株式会社LITALICO(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:長谷川敦弥、証券コード:6187)は、スマート補聴器を開発する韓国のスタートアップ企業「Olive Union, Inc.」への投資を実施いたしました。

■ 難聴に関する社会課題と検討背景についてolive union イメージ
国内だけでも約1500万人(全世界約7億人)*が難聴とされていますが、難聴者の補聴器利用率は13.5%*と非常に低水準に留まり、多くの方が困難さを抱えたまま日常生活を送っています。当社では、“平均価格が10~20万円と非常に高額である”ことと、補聴器に対する“ネガティブな社会認知”が普及のハードルになっていると考え、それらを解決し得る、既存の流通チャネルと商品設計に囚われないIoT機器としての全く新しい補聴器である「Olive」に可能性を感じ、投資検討を行うに至りました。
*出典:JapanTrak2015

■ 「Olive Union」の取り組みと今回の投資について
Olive Unionは2016年に韓国で創業したスタートアップ企業です。スマート補聴器「Olive」は、従来の補聴器とは異なり、スマートフォン連携を前提として設計し、補聴器専門店に来店する必要のあった聴力検査・調整をアプリ上で行うことを可能としました。これにより、設計・製造・流通等の各コストを大幅に削減することを実現し、高性能ながら安価に入手できるとともに、一見して医療機器には見えない、デザイン性に優れた革新的なプロダクトを開発しました。昨年、米国クラウドファンディングサイト「indiegogo」では80万ドル以上の支援が集まり、米国食品医薬品局(FDA)の承認も得て、今秋に韓国に加え、アメリカでも199ドルで販売を開始する予定です(現在のところ、日本国内での発売は未定です)。

当社は、本プロダクトが補聴器の普及を進め、多くの難聴者の困難さを解決し得るという点で当社ビジョンとの高い親和性があると判断。加えて技術力の高さなども勘案し、投資を決定いたしました。今回の投資に加え、ビジョン経営の在り方や総合的な経営支援を通して、当社のビジョンに掲げる「障害のない社会」の実現を共に目指してまいります。
※Olive Unionについて詳細はhttp://www.oliveunion.com/ をご覧ください。

Olive_アプリ連携

スマートフォンアプリ上で音の調整をおこなうことで、コスト削減を実現 (Olive社資料より)

 

■ LITALICOの投資に関する方針について
これまでも当社は、「障害のない社会」の実現に向けて、多様な人のニーズを多様なサービスで満たしていくことが必要との考えから、革新的な電動車椅子を開発するWHILL Inc.や、保育士不足・家族コミュニケーションに関する社会課題解決を掲げるユニファ株式会社など、当社とビジョンを共有する企業への投資を行ってきました。

今後も、当社は社会課題解決をビジネスの力で実現しようとする企業への投資を、国内外問わず積極的に実施していく方針です。投資により、当社だけではできない社会課題の解決を「群れ」で実現していくことを目指してまいります。

【LITALICOについて】
LITALICOは、「障害のない社会をつくる」をビジョンに掲げ、発達障害ポータルサイト「LITALICO発達ナビ」、障害のある方の就職情報サイト「LITALICO仕事ナビ」のインターネットプラットフォームを軸に、障害分野で様々なサービスを提供しています。当事者向けサービス(就労支援サービス「LITALICOワークス」、ソーシャルスキル&学習教室「LITALICOジュニア」)に加え、障害のある子どもの家族向けライフプランニングサービスや業界全体の質向上に寄与する福祉施設向け業務支援サービスも開始しました。また障害分野で培った知見を活かし、一般教育領域でもIT×ものづくり教室「LITALICOワンダー」や子育てメディア「Conobie」を展開しています。2016年3月に東証マザーズに上場、2017年3月に東証一部に市場変更しました。詳細はhttp://litalico.co.jp/ をご覧ください。